暑い!八戸で35℃越えってなんだそりゃ!すかさず氷イチゴバーを決めるぜ。
本日はサードアルバム「TRAIN-TRAIN」に針を落とす。このあたりから僕もリアルタイムでブルーハーツを追い始める。斉藤由貴主演の「はいすくーる落書」の主題歌にもなったね。関係ないが、あのドラマは「今を生きる」にそっくりだったな。
このアルバムは茨島さんにカセットをプレゼントしてもらったのだよな。今でも感謝してるよ。あのころはとてもお金がなかったので、欲しいCDを欲しいままに買うとかできなかったものね。もちろん後にちゃんと買ったよ。
このアルバムは音がこもってるんだよね。もちろん狙ってそういう風に作ってるんだろうけど、ファースト、セカンドとバリバリのパンクロックサウンドで決めてきた彼らが初めて見せた別のサウンド。この頃の彼らは一番世間で売れてた頃なのに、このタイミングでこのアルバムを出すかと今は思うね。表題曲の「TRAIN-TRAIN」なんてこの頃はただの宴会盛り上げソングにされちゃってたもんなぁ。ものすごく違和感を感じてたよ、ワタシは。このアルバムはとにかく名曲が多いのだよ。「青空」なんて、ワタシの中で永遠の名曲ですよ。聴くたびに泣いちゃうよ。
今回のアナログ化で、こもっていた音がだいぶクリアになって音圧も上がってと肌触りが変わったね。やっぱり素晴らしいものは素晴らしい。この後世間的にはだいぶブルーハーツの人気は落ち着いていくんだよ。この歴史を振り返るとブルーハーツは3枚目まで、なんていう人が多いのも仕方ないのかもな。このころまでの彼らは間違いなく社会現象だったと思うのだ。クラッシュだって「LONDON CALLING」で解散してれば、って人たまにいるもんね。
でも、ワタシはこのくらいからもう頭がおかしくなるくらいファンになったよ。ファンクラブにも入ったし。当時16歳くらいかな。多感な時期に彼らを好きになれたのは本当に素晴らしいことだったと今でも思うよ。この後ブルーハーツはまだまだ続く。
最後に。次のアルバムからヒロトの声が変わってしまうんだよね。このアルバムまでのヒロトの声はとんでもなく最高だった。曇って掠れる声を精一杯大きく響かせようとするそのスタイルが本当に好きだった。この頃のヒロトは今でも僕のナンバーワンヴォーカリストなのだ。