コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

お前の夜だ

みちプロ滝沢村大会へ。3連休のうち2日プロレスとか自分でもどうかしてるとは思いながら向かう。滝沢村は無料大会でよく入るとは聞いてはいたが、確かによく入っていた。客層は家族連ればかりで、他の興行とはずいぶん違った。子供が多いってのはかつてのみちプロのようでちょっと嬉しい。

個人的には久しぶりに男盛が見られるのが楽しみだった。ひっさしぶりだけど、相変わらず盛ってたなー。あの「哀愁のヨーロッパ」が流れるだけでヤバイ予感で一杯になる。こんな家族連れが多い会場でも盛ってしまうのかー。……試合は筆舌に尽くしがたいものがあった。いい仕事でございました。

飴を配りながら入場する男盛さん。あとでしっかりサインももらいました。

タッグトーナメントの決勝は野橋、郡司vs卍丸、大地。明らかに郡司が劣っている状況だが、今日の郡司の頑張りは本当に素晴らしいものがあった。最初は私たちの周りくらいしか応援していなかったのが、郡司がひとつ耐え、ひとつ返すたびに声援が大きくなり、最後は会場中の大声援。野橋の絶妙なフォローもあり、ついに最後は大地からギブアップ勝ちを奪って公式戦初勝利を決めてしまった。あんなに試合内容でヒートしたのは正直星川が海援隊から初勝利をもぎ取ったとき以来だった。あのおとなしい客層から大歓声をもらってしまうあたり、郡司は持っている。間違いない。
まぁみちプロの常連客は知っているのだ。みちプロの練習生→新人デビューの流れがどれだけ厳しいかを。いつも雑用に追われ、まともに続く新人は数少ない。まして初勝利までは本当に長い。みんな本当に頑張っていたが、20年で初勝利まで頑張れた練習生が数えるほどしかいなかったことをワタシたちは知っている。そんなん、感情移入するなというほうが無理だ。声援にも力が入ってしまう。

今夜は郡司!お前の夜だ!