コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

教えてNICK 笑ってNICK

誰が悲しい顔に変えてしまったの?

オークションで落としたコレクターズCD、3枚目が届く。「愛ある世界」。6曲入りだが実に素敵だ。「NICK! NICK! NICK!」という曲がとても好きだ。ずっと好きだ。これこそパンクでありモッズだと思ってる。「ディア・ハンター」にインスパイアされて作られたとされるこの曲、20代でなければ書けない歌だと思う。NICKとはもちろんクリストファー・ウォーケン演じるNICKのことね。この映画は有名なので見たことない人も少ないのかもしれないけど、もし見てないのなら必ず見よう。長いけど、その時間分は価値がある映画ですよ。俺が保証するね。多感な時期にこの映画のビデオを見ることのできた僕は幸福だったと思う。この映画のデ・ニーロは凄かった。良かったとか素晴らしかったとかじゃなく、ただ凄かった。

今日、実に気の毒な出来事があった。僕のことではないのだが。なんて声をかけていいものか。

仕事で45号線をトラックに乗って北上している時のこと、大久保の家の前を通りかかったら、大久保の奥さんが車で家から出ようとしてるとこに出くわした。ブンブン手を振ってみたが、やはり気づかなかった。まぁ考えてみれば、トラックに乗ってるときに知り合いとすれ違ってもまず気がつかれることがない。トラックのドライバーというのは基本的に想定外なのだ。俺もそうだもん。運転中はその人の普段乗ってる車で相手を認識するもんだから、想定外のトラックに乗られたらお手上げだよな。

おお、今日はSTICK OUTが発売された日ではないか。93年2月10日。まぁフラゲしてたと思うから正確には2月9日だったかな。レコード屋で買ってすぐ封を切って、まず歌詞カードを読みながらハンバーガーを食べたんだ。音を聴いてないのに歌詞カードを読んだだけで震えるくらい感激したのを覚えてる。バイトを終えてアパートに飛んで帰ってラジカセにCDをセットして最高に打ちのめされた。ものすごく興奮してさ。とにかくこれは最高のレコードだと思った。それからしばらくの間、家でも外出してる時でもとにかくこのアルバムを聴き続けたんだ。