コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

HOW LONG HOW LONG HOW LONG

年に数回、ブルースばっかり聴いちゃう日々が続いたりする。まさに今がその時で。ロバートジョンソンの本も昨日の夜読み返しちゃったりして。当然「terraplane blues」なんか繰り返し聴きながら。勢いでブルースの本も注文しちまった。僕のブルース初期体験はやっぱりロバートジョンソンとかサニーボーイとかなんだけど飽きないもんなぁ。ブルースってのは追いきれないよ。ロックンロールのルーツをたどっていけば、必ずブルースにぶち当たるもんなぁ。そこでさらにブルースの泥沼に自らはまっていくのか、それともそこから進まないのかでずいぶん人生変わってくるぜ。

CDを馬鹿みたいに買う時期をくぐった人ならわかると思うんだけど、レコードっていろんなのがあってさ。買ってすぐにこれだ!と思ってずーっと聴けちゃうのとか、ある時期がきたらパタッと聴けなくなっちゃうの、ぜんぜんわからなくって数年寝かしておいたのにある日突然ひらめいて大事な一枚になっちゃうのとか……まぁいろいろあるんだよね。僕にとってブルースのレコードってのは、ぜんぜん飽きないんだけど毎日は聴かないものなんだ。だけど、年に数日うなされるみたいに聴いちゃうんだよね。多分それってブルースが降りてきちゃってるんだと思うんだよ。月並みな言い方ですけど。そんな時はブルースマンの歌声が普段耳にしてるのと全く違って聴こえたりするんだぜ。ものすごくダイレクトに届くというか……、まぁうまく言えないですけど、すごく響く。

ネット時代になっていろんなのが手に入りやすくなったから、たまに行く東京でCD買いあさったりしなくてよくなったのは嬉しいよね。八戸じゃブルースのレコードなんて買えないんだ。売ってないんだ。今でこそタワレコなんてあるけど、僕の若い頃にあったレコード屋さんにはブルースのレコードは一枚も置いてないのが当たり前だった。一枚でも置いてあろうものなら、それが誰のものでも即買いですよ。そんな時期を過ごしてました。

「まさにこれだよ」あぁ、キース・リチャーズ大先生!あなたの言うとおりですよ!