コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

落城

ついにホリエモンが逮捕されてしまいましたね。世の中に旋風を巻き起こしてきたライブドアもついに崩れ去るときが来たということなのでしょう。結局彼のスタイルであった我侭な手法が最後には自分の首を締めたということか。堀江貴文は、他の新進の若社長たちに比べて明らかに隙が多かった。言い換えれば一番ガキっぽかった。でも、それが悪いことかといえばまた違うと思うのであるが。例えば三木谷なんかはこいつ絶対裏で根回しなんかきっちりこなしてんだろうな的な腹黒さが漂ってる。それは村上とかにも同じ隙のなさを感じるけど。そこら辺、ホリエモンはどこか学生のノリを捨てきれない青さが見て取れた。一点突破でなんとでもどうにかなる的思考が感じ取れた。
僕はいまどきのIT関連の社長とかの金儲けの手法や思考が大嫌いだ。反吐が出るぜ、とか思う。でも、ホリエモン一個人はそんなに嫌いではなかった。あの隙だらけの青さはよかったと思う。もし彼がたいした規模ではないベンチャー企業の社長でお山の大将的ホラを吹くだけの人間で収まったなら、もっと楽しめたと思うしこんな結末にはならなかったはずだと思う。少なくとも先述の三木谷村上よりは楽しませてもらった。あいつらは時代遅れのジジイどもの嫌なとこばかりを受け継いで巨悪化してる。ジジイどものコピーで早い話がなにも変わりはしない。ああいう人間は嫌いだ。とにかく嫌いだ。

何はともあれ、ライブドアはおそらくこれで終わりだろう。もしかしたら堀江貴文という人間をもう見ることはないのかもしれない。しかし、彼はおそらく日本の歴史に残った。彼の人生観はそれこそを望んでいたと思ってるのだけど、違うかね?