Mother Superior jump the gun

休日出勤するものの、午後過ぎ頃帰宅して惰眠をむさぼる。なんか疲れてんのかほんとちょっとしか寝てないつもりだったのに、気がついたらもう夜だった。これから放送の特捜最前線を録画予約して、ちんたらと部屋の散らばった本でも片付けようかなと。引っ張ってる風邪のせいで、なんか伸びきったゴムがパチンと切れてしまったかのように気持ちに張りがない。まぁ、んなこたぁどうでもいいのだが。

さして気になるニュースもない。特に気になるものもない。どこかのシンガーが、
「歌いたいことがなくなったらどうするのですか?」
と聞かれ、
「歌いたい事がない、って歌を歌いますよ」
なんて言ってたのを思い出す。そのシンガーを好きだった友達は遠いところへ行ってしまった。たまに歳とったそのシンガーを見かけると、いつもその友達のことを思い出すのだ。僕がひどい風邪を引いていたときに薬をくれたりしたことを。まぁ、風邪を引いてしまったときもよく思い出すのだ。思えば確かに友達だったのだが、さして一緒につるんでいたわけでもない。刺激的では全然ないけれど、でも、なんかいい人。彼を一言で表わすならそんな人だった。
その頃の僕はといえば、よく夜通しラジカセで音楽を聴いたりしていた。気がつけば朝、とそんな感じだった。夜が明けてからカーテンを引いて部屋を真っ暗にして、布団も敷かずゴロリと横になって目を閉じるのだが、やっぱり一時間は眠れない。そんな感じでウダウダしているうちにいつのまにか眠ってしまい、夕方に起きだすのだ。僕はそんなに自分を追い詰めないようにしている人間なのだが、そんなときはやっぱりいろんなことを考えていた。不思議なもんで、考えることなんていっつもバラバラなのに、決まって最後はおんなじ所に辿りつく。一人でずっといるのはなんか嫌な感じがするので、そんな時間を過ごすのはせいぜい週に1、2度だったとは思うのだが。よく、人と交わるのが怖いという人がいるが、僕はその逆だった。人と交わってないとどうにかなってしまいそうでひどく嫌だったのを記憶している。
まぁ、今も大して変わりはないとは思うのだが、やっぱりあれは青年期の何かがなせる業のようで、そこまで危なげな瞬間というのも今ではない。
つい指が走ってしまい、脈絡もなくつまらないことを書いてしまった。