コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

弱い者たちが夕暮れさらに弱い者を叩く

その音が響き渡ればブルースは加速してゆく

「Train-Train」は本当にいい曲なのに、世の中が勝手にブームにしてしまったために、ただの宴会盛り上げソングになってしまった。非常に悲しい。今日の表題から一行目が心に響くようなら、君はきっと僕と似たベクトルを持ってるのかもしれない。まぁ、解らんけど。さらに言えば、だからどうした、という声も僕の中で聞こえるのだが。だから、あるときからブルーハーツをカラオケで歌うことを止めてしまった。なんか大好きな唄なのに、悲しい気分になってしまうからねぇ。あんまり興味のもてなそうな人と一緒に遊んでるときは、どうでもいい歌ばかり歌うようになってしまった。要はその人に合わせた選曲をしてるというか。盛り上がればいいやというか。そんなめんどくさいことはしなくてもよさそうなもんだが。カラオケなんて、本当は大好きな歌ばかり歌っていたいもんなんだけど。

まぁ、カラオケも実際は行かなくなって久しい。昔、そのTrain-Trainを暴れて唄って、カラオケ屋に電源を切られたことがある。壁に穴を開けてしまったこともある。飲み物は飛び散りグラスの一個や二個は必ず壊していた。

高校を卒業してすぐの頃、みんなで飲みにいって当時まだ流行りたてのカラオケに行った。まだ通信カラオケなんてもんはなく、LDなら上等。青い画面に文字だけがでるCDカラオケなんてもんもあった。そんな中覚えているのは、マスクドスリムとよく「SATISFACTION」を歌ったことだ。18歳になったばかりの俺らはまさに「満足できねぇ」という感じだったのかもしれない(笑)。あるとき、たまたま隣の部屋の見知らぬ女の子たちが、楽しそうに流行の歌を歌っているのが聴こえてきたときがあって、なんかむかついたんか酔っ払ってたんか知らんが、そっちの壁に向かって「SATISFACTION」をフルボリュームでがなったときがあった。そのうち茨島先生も加わった。最後はただ怒鳴っていただけだった。部屋を出るとき、その部屋をのぞいたら、女の子たちにすごく笑われたのを覚えている。

そんなことを思い出して少しニヤリとしてしまったりしました。70年なら一瞬の夢さ。